はじまりの想い
Origin
「私だって、働きたい」
「私だって、勉強したい」
「私にも、できる」
2010年、インドで出会った女性たちは、目を輝かせながらそう語りました。
彼女たちの真っ直ぐな言葉が、すべての始まりです。
当時、創業者・江副はその可能性に心を打たれながらも、行動に移せないまま時間が過ぎていきました。
その想いが再び動き出したのは、2019年。
「ビジネスを通して女性の地位を向上したい」と考えていた綿石との出会いでした。
「インドで下着を作りたい」——
そう語った江副の言葉に、綿石は「一緒にやりましょう」と応えました。
幸福を呼ぶ模様「Rangoli」と、美しさを楽しむ下着「Lingerie」。
この二つを重ねて生まれたのが Rangorie(ランゴリー) です。
“一人ひとりが可能性を最大限に発揮できる社会をつくる。”
作る人も、着る人も。
RANGORIEは、すべての人が輝ける社会を目指してスタートしました。

after pandemic
2022
After the long stillness of the pandemic,
we slowly began to move again—
laying the foundation for what would become AMAYRA.
つくる人の物語
Empowerment
RANGORIEはインド農村部にて
職業訓練と起業家教育を行うNGO Drishtee(ドリシテ) と連携し、
農村部の女性たちが縫製技術を学び、
自らの手で生計を立てられるよう支援してきました。
RANGORIEが立ち上げを支援した工房の名前は、「AMAYRA(アマイラ)」。
インドの農村部、Bihar州Bhagalpurという街にあります。
首都Delhiからは寝台列車で約20時間。
日本からは、およそ5,000キロ離れた地です。
そこでは、Drishteeが運営する職業訓練校を卒業した
10名の女性たちが働いています。
工房は、彼女たち自身がマイクロファイナンスという形で借り入れた資金と、
RANGORIEからの支援金を合わせて設立されました。
生産を請け負うことで得た収入は、女性たち一人ひとりに分配され、
またローンの返済にも充てられています。
それは、自立へとつながる持続的な循環となっています。
「自分たちが作った服が、日本で販売されるなんて——」
そう目を輝かせながら話してくれる彼女たち。
彼女たちが作る一枚一枚には、
その手に宿る可能性と誇りが詰まっています。
私たちの3つのこだわり
Philosophy
ETHICAL|一人ひとりの可能性を生かす
生産の一部を、就業を希望するインド農村部の女性達に委託。
仕事の場をつくることで、可能性を形に変えていきます。
FREEDOM|自由の価値を届ける
各コレクションに込められるメッセージが自由な選択肢を与えてくれます。
身につける人の毎日が、より豊かになるように。
COMFORTABLE|最高の自分に寄り添う
心も体も自然体でいられるように。
動きやすさと心地よさを追求し、
着る人の内なる美しさを引き出します。
For DiL, Inc.として
New Chapter
2024年、RANGORIEは For DiL, Inc. によって引き継がれました。
私たちはこの想いを受け継ぎながらも、
「女性だけでなく、あらゆる立場の人が可能性を最大限発揮できる社会」へと、
RANGORIEの視野を広げています。
機会に恵まれないのは、女性だけではない。
RANGORIEは、すべての人に「心の豊かさ」と「新しい自由な選択肢」を届けたい。
その想いを胸に、どこにも縛られない自由な服として
RANGORIEはトラベルウェアという新しい形で、
「過ごす」から「旅する」日常へと歩みを進めています。

未来へ
Our Future
つくる人に光を。
纏う人にときめきを。
RANGORIEは AMAYRA、
そしてこれからさらに紡がれていく縁ある人々と共に、
一つひとつの創作物に、想いと希望を込め続けていきます。
それぞれの人生が、自分らしく、美しく輝くように。
それぞれが、自分という物語の主人公として歩めるように。